電力会社を辞めた理由⑫

どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由⑫についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由⑪の続編です。)

支出が多い

電力会社では、業務外の支出が滅茶苦茶に多いです。

電力会社を辞めた理由⑤でも多少紹介しましたが、通勤に必須な駐車場代は実費。

(年間で、税込120,000円以上。)

誰かが結婚したり、身内に不幸がある度、冠婚葬祭の名目で一口3,000円。

(若手社員は、集めたお札を新券に交換するため、勤務中に銀行へ走ります。)

この際に出資しない場合【あいつは俺には金を出さないやつ、縁切りだ。】と言う態度を、先輩・後輩問わず露骨に取られます。

(ちなみに、課内で別途毎月の給与から天引きされているため、二重課税です。)

特に馬鹿にならないのが、後輩へのおごりです。

配電部門においては、主な現場は屋外です。

当然、事業所からは遠く、昼休憩の際に食堂には戻れません。

(未だに食券を採用し、長蛇の列。)

特に、夏場は食材が傷むため、お弁当の持ち込みは困難です。

ペアもしくは3人から4人での行動となると、自分だけ車内でお弁当を食べるわけにもいきません。

よって、昼食は必然的に、外食となります。

入ることが多いのは、定食屋、ラーメン屋、中華料理店、カレー屋等。

山奥の現場に向かう際や、後が閊えて時間がない場合は、コンビニです。

安くとも税込700円、通常であれば税込800円から税込1,000円が相場です。

極端な例ですが、月に22日外食した場合、最大で税込22,000円。

後輩とペアの場合に、毎日おごると税込44,000円の出費です。

(相場の安い、地方ですらこの金額。都会の電力社員は憤慨しそう。)

また、同様に作業車の限られたスペースには、水筒を置くことすら邪魔となります。

(普通車のバンや軽自動車の箱バンならまだマシですが、高所作業車等のトラック系は狭くて最悪。)

飲み物(ジュース・コーヒー)を、出先のコンビニや自販機で購入すると、税込150円。

(缶は開封後に車内で転倒するリスクがあり、一度の飲み切りが困難のため、ペットボトルが多いです。)

当然、平素の作業だけでも汗をかくため、1日あたり1~2本、夏場ですと2~3本は飲みます。

平均して2本とすると、最大で税込3,300円。

後輩とペアの場合に、毎日おごると税込6,600円の出費です。

これらを合計すると、昼食と飲み物だけで毎月税込30,000円から税込50,000円の出費です。

更に、電力会社を辞めた理由①でも多少紹介しましたが、飲みニケーションが理解ができないほど多いです。

当然、飲み屋は安くとも税込4,000円から税込5,000円。

これらをおごるのは、当然先輩社員。

スナックやキャバクラなんぞに行った日には、財布がスッカラカンになります。

(後輩だらけの飲み会に、一人で行った日にはもう最悪。複数で割り勘しても、中々の値段。)

では、たまにしかおごらなければ良いのでは、と思った方。

当たり前ですが、電力会社には後輩が毎年入って来ます。

特に、人海戦術となる配電部門には、他部門と比べてたくさんの新入社員が配属されます。

そうすると、主に一緒に現場に出ることになる新入社員や2年目社員だけでも、5人以上は確実にいます。

それらの後輩と、日替わりで毎日現場に出た場合。

「○○先輩は、いつもおごってくれるから好き。」

「○○先輩は、××にだけはおごっている。」

このような、アンバランスが、必ず生じてきます。

(私の場合、内勤が多かったので比較的マシ。後輩と稀に現場に出ても、昼食は出さずに、飲み物だけはおごっていました。)

では、まったくおごらなければ良いのでは、と思った方。

電力会社では、副課長(技術)と呼ばれる係長級への昇格の際に、一風変わった人事評価方法が採用されています。

360度考課(パノラマ・チェック)です。

(通称:パノラマ)

旧来の人事評価方法は、上司から見た普段からの仕事振り(勤務態度)、国家資格の取得有無、後輩の面倒見と言った、非常に曖昧なものでした。

パノラマを用いると、同様の評価を後輩から成され、上司や人事労務部にその結果が反映されます。

一見、画期的なシステムのように思えますが、当然ながら欠点もあります。

後輩から見た面倒見とは、自分にとって有益かどうか。

即ち【普段から課題を共有し、問題を解決してくれるかどうか。】と言う点にポイントが置かれることです。

単刀直入に申し上げると、昼食をおごってくれることも、その課題の一つに含まれます。

(若手社員は薄給で、常に金欠です。)

実際に、パノラマが活用されるタイミングは、役職に昇格する大よその年齢である、42歳前後の社員です。

高卒で18歳から働き始めると、勤続24年程度。

この間に、一度もおごったことのない先輩社員は【自分達よりも年収が多いはずなのに、昼食すらおごれないケチな人間である。】との烙印を押されます。

当然、今まで昇格してきた役職者も、後輩へおごることを当たり前に通って来ているため、上司から見てもおかしいと判断されます。

このような方々を実際に見てきましたが、普段からの仕事振りもあって、大卒・高専卒であるにもかかわらず、50歳前後で未だ平社員です。

(片や、身銭を切ってきた高卒社員は、課長や副課長。)

ちなみに、会社側からは一切、パノラマの存在を明らかにされません。

30代前半のある日突然、一緒に働いた経験のある先輩社員の人事評価を行うよう、メールで届きます。

(当然、メールが届いたことや、パノラマの評価結果の口外も禁止。)

普段から後輩をヨイショしていても、たまたまその日運悪く、後輩の機嫌が悪かったために悪い評価を付けられたとします。

一旦、パノラマで悪い評価を付けられると、以降その先輩のパノラマが後輩の元へ届くことはありません。

(一生、平社員確定です。)

これが、配電と言う職場が持つ、嫌な文化の一つです。

 

以上、電力会社を辞めた理由⑫についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由⑬にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。