建築会社の選び方

どうも、しそです。
今回は、建築会社の選び方についてご紹介します。

建築会社とは

住宅会社とも言い、人が日常的に生活するための住宅を、設計・施工する会社のことです。

建築物の構造で分けると、3階建て以下の一戸建ては木造(W造)や鉄骨造(S造)が中心、一戸建てを除く集合住宅(アパートやマンション)は鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造(S造)が中心となります。
(以下、主に木造の一戸建てについて説明します。)

建築会社の規模(売上高)が大きい順に、ハウスメーカー、ビルダー、工務店の呼び名に変わります。

全国的な知名度が違うだけで、どこの会社でもできること、やっていることはあまり変わりません。

(住宅用の使用部材は、建築会社オリジナルのものは殆どなく、建材メーカーより仕入れるため差が付かない。)

ハウスメーカーとは

全国的に有名な、大手建築会社のことです。

会社の規模は最も大きく、テレビCM等も盛んに発信しています。

有名なハウスメーカーとしては、大和ハウス工業、積水ハウス、住友林業等が挙げられます。

ハウスメーカーを選択する人は、住宅について調べることが億劫である割に、周囲に対して見栄を張って注文する人が多いです。

(お金に余裕があるが、時間に余裕のない人が多く、大手のブランドがあることで安心する。)

最も建築価格が高く、間取の提案や使用部材について、融通が効きません。

組織が肥大化し過ぎて、風通しが悪いからです。

(基本的に前例踏襲が前提で、本社や支社の上層部の意見が絶対。)

その知名度が仇となり、一人の営業が抱えている顧客の数が多過ぎることも原因の一つです。

お客様一人ひとりに対し個別対応していては、仕事が回らなくなるからです。

(営業は、住宅展示場やオープンハウス現場で常に死んだ目をしています。)

また、膨大な棟数をこなすため、ハウスメーカー自身が直接施工することはなく、ビルダーや工務店を下請けに使って建築します。

(自前で設計・積算・施工管理を行っても、実際に施工する職人はいません。)

よって、下請けとして実際に施工する会社によって、その施工レベルはまちまちです。

(安定的に仕事を約束される代わりに、驚くほど安い単価でこき使われている場合があります。)

設計についても、提出図面に建築士事務所として届出してある、代表の一級建築士の名前が書いてあったとしても、実際に図面を引いているのは部下である二級建築士や無資格者であることが多いです。

更に、ハウスメーカーの現場施工管理は若手社員が行うことが多く、一級・二級建築士や一級・二級建築施工管理技士の資格を持ち合わせていない、素人同然の社員が多いです。

(電力勤務の際に、電柱の建柱位置や電気の引込方法の相談、住宅用太陽光発電システムの系統連系等、某ハウスメーカーと何度もお仕事をさせていただきましたが、若手はとにかく無知で、年配はクレーマーと言った印象でした。)

会社の規模が大きいことで、倒産の心配は比較的少ないですが、それを理由に長期保証を期待してはいけません。

どこの建築会社を選んでも、全ての新築住宅は特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律により、契約の目的物に瑕疵(欠陥)があった場合に、10年間は2000万円までの補修費用の支払いが受けられるよう保証されています。
(万が一、事業者が倒産している場合でも、国土交通省指定の住宅瑕疵担保責任保険法人が保険金を支払ってくれます。)

10年経過後の長期保証についても、ハウスメーカー純正のリフォーム(点検や補修)を行うことが前提であり、その費用はぼったくりです。

(地元業者での相見積もりの実施や、WEB上から行える一括比較サイト等を活用し、相場を知った上で分離発注した方がお得です。)

ここまで批判ばかりをしていますが、実際に私が20年以上住んでいた実家は某ハウスメーカーの施工であり、今思うと非常に住み辛い環境でした。
(無駄に広い玄関、効かない空調、暗い部屋、多すぎる収納、理解ができないほど高い補修費。)

よって、建築会社の選び方としては、最もおすすめできません。

ビルダーとは

八地方区分(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)の中では有名な、中堅建築会社のことです。

他の地方に行くと全く知られていませんが、ある程度の実力を持っていることが多いです。

会社の規模は、ハウスメーカーと工務店の中間に位置します。

建築価格は平均的で、間取の提案や使用部材について、融通が効きます。

(流行を取り入れるスピードが、比較的早い。)

ビルダーを選択する人は、住宅についてそれなりに勉強した上で注文する人が多いです。

(ハウスメーカーが暴利であること、工務店が両極端であることを理解している。)

それなりの棟数をこなすため、建築現場には中堅社員が多く、必要十分な技術力があります。

(営業兼建築士が、図面の誤りや現場の細かいクレームに関しても、良好に受け付けてくれることが多い。)

また、自前で職人を抱えて養成しているビルダーもあるようです。

ビルダーにお任せしていてもそれなりの住宅は建ちますが、絶対に外せない条件はあらかじめ指示しておきましょう。

(屋根は瓦葺き、断熱材は発泡プラスチック系、外構は造園業者に分離発注等。)

事実、私が新築住宅を注文したのも、ビルダーでした。

よって、建築会社の選び方としては、最もおすすめします。

工務店とは

地元では有名な、中小・零細建築会社のことです。

主に、昔ながらの大工を指します。

(職人としてバリバリ働き、図面も読めるが、無資格または必要最低限の資格。)

会社の規模は、最も小さいです。

建築価格は最も安く、間取の提案や使用部材について、ある程度の融通が効きます。

(流行を取り入れることはあまりありませんが、こちらから指示すれば対応して貰えます。)

目立った営業はあまり行わず、大手の下請けや口コミで仕事を受注します。

(自社ホームページすらないことが多く、広告費を出す余裕もない。)

デザインを気にする場合は、建築士設計事務所として届出している建築家と組んで仕事をすることもあります。

(センスや資格はあるが、職人としては素人または未熟。)

工務店を選択する人は、建築のプロフェッショナル、もしくは住宅について完全なる無知のどちらかであり、仕事や親戚の付き合いで注文する人が多いです。

この地域では昔からあそこに頼むのが常識だから、○○職人の××さんが△△工務店の元で仕事をしているから等と言った理由で選びがちです。

(最終的には、実家の両親のおすすめで決まることが多いです。)

ですが、最近では一人で何でもできる職人はあまりいません。

大工においても、かなりの現場で分業化されてあり、建方大工と呼ばれる職人が、現地でプラモデルのように組み合わせていきます。

(最近の木造住宅はプレカットと言い、あらかじめ原料となる材木を工場で加工し、建築現場へ輸送します。)

その後、建具(内装)の造作工事(サッシ、フローリング、クロス生地等)を専門とする大工が作業を行います。

(職人肌が強過ぎる方は現場でも嫌われ、必要とされない時代になってきました。)

常に人手不足な上、ライバルが非常に多くあまり多くの棟数を稼げないことや、昔からのやり方にこだわるが故に、時代の変化に追従できず倒産する会社も非常に多いです。

また、付き合いがある以上、自分の思ったように要望が伝えられないことがあります。

(特に内向的な人ほど遠慮しがちで、建築後に後悔をすることが多いです。)

よって、建築会社の選び方としては、あまりおすすめできません。

建築会社のベストバイ

あまり多くの住宅を見に行くと、頻繁にダイレクトメールが届いたり、玄関先までしつこい営業が来ます。

ハウスメーカー、ビルダー、工務店からそれぞれ一社ずつに絞り、建築を予定している敷地に対して理想の間取を伝え、比較検討を行いましょう。

(営業や建築士の動き方を見ることで、その後の工事段取りがイメージできます。)

提出された見積書を見ればすぐに分かることですが、最終的には建売を含め多くの物件を手掛けているビルダーを選ぶと良いでしょう。

とにかく数をこなす、建売ばかり施工しているように見える建築会社であっても、注文住宅は建売とは別の専用業者を使って、丁寧な仕事をしてくれる場合があります。

特に、屋根材・外壁材・水回り設備等、建売向けに大量に仕入れているビルダー推奨の指定品の中から選択することで、支払金額がぐっと安くなります。

(こだわりがある場合は、サンプルや展示品を確認の上、グレードアップも可能です。)

よっぽどの安普請でない限りは、完成した住宅がどこの建築会社で建てたものか、違いが分かる人はそういません。

(入居より数年経てば、どれも同じ中古住宅です。)

 

以上、建築会社の選び方についてご紹介しました。

住まいに関するお得な情報について、今後もまとめていきたいと思います。

それでは、また。






建築会社の選び方” への4件のフィードバック

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