電力会社を辞めた理由⑰

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どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由⑰についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由⑯の続編です。)

電力会社を辞めたい、辞めて転職を考えているけど行動できない。

または電力会社に就職したいと考えている人が後悔しないように。

このしそ日記が届けば幸いです。

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志の相違

電力会社では、社内の所属部門によって、ルールが全く違います。

それこそ、日本全国で周波数の統一が困難なことよろしく、さながら別会社の対応です。

具体的には、上位系統である工務部門(電力流通部門)と下位系統である配電部門の対立です。

当然ながら、お客さまに対する姿勢や態度も、全く違います。

配電部門は、現場最前線とも称され、配電設備と需要設備のセクションを司ります。

常日頃から、お客さまとの直接応対が当然であるBtoC。

口下手な私ですら、数年も経つ頃には、おしゃべりマスター免許皆伝となりました。

(常に顔で笑い、心に鬼です。)

元々が営業部の所属であったことから、営業しないことで有名な営業担当より、一枚も二枚も営業が上手です。

(何故、事務屋の下位組織であったのか、今でも理解不能。組織が配電部として独立した現在も、その名残はありけり。)

工事を委託する外線・引込線・内線工事施工者とも、対等な関係です。

余談ですが、それはそれで問題が大アリです。

とある施工者の社長は、配電系社員のほぼ全員を、さん付けせずに呼び捨てにしていました。

愛車は黒塗りの高級車で、サングラスを掛けたその風貌も、完全にその筋の組長。

(若年担当者はおろか、課長以下の全員。完全に舐められています。)

話しが逸れました。

片や、工務の連中はと言うと。

電力部(中央給電指令所、総合制御所、水力発電所、各種変電所)の中でしか行動せず、お客さまからのクレームを直接受けることは一切なし。

普段から出入りする業者も全員顔馴染みで、二つ返事・なあなあ・慣れ合いが許されるBtoB。

酷い時には、彼らの現場での数々の失態を、配電部門がカバーすることが多々あります。

コンビニでたむろしている、車の駐車位置がなっていない、道路上で急に追い越し車線に入って来た等。

外部から見ると、同じ制服を着た電力社員です。



安全意識の欠如

普段からの作業に対する姿勢も、全然違います。

割と安全第一が順守される、配電部門。

片側充電(スイッチ類がオフで、二次側が停電、一時側が活線。)と呼ばれる状態であっても、絶縁用ゴム手袋を代表とする安全保護具をきちんと装着して、電気保安操作をします。

(高圧用低圧用がある。電気作業に関し、労働安全衛生法で装着する法的義務。)

短絡接地器具と呼ばれる、特に危険な放電や作業用接地を取り扱う作業の際にも、それは配電部門では至極当然のこと。

工務部門の彼らは、違います。

配電用変電所における、部門の所掌(責任分界点)は、遮断器までが工務、高圧ケーブル以降が配電です。

よって、バンク空けと呼ばれる、配電用変電所の変圧器や母線の点検を行う際には、配電による複数の開閉器操作が必要です。

(数年に一度あり。対象範囲が広く、朝4時台から尋常ではない距離を走行し、夕方遅くに復旧します。)

そこで行われる、配電用変電所の送り出しVCBとも呼ばれる、真空遮断器の引き出し操作及び短絡接地器具の取付。

彼らは平気で、無帽・素手で作業をします。

馬鹿なの?死ぬの?

同じ電力社員である配電部門から注意しても、これが昔からのやり方だから、作業のマニュアルがないから、そもそも停電しているからの一点張り。

作業の内容だけでは飽き足らず、その時間に関しても、約束が守られることは決してありません。

配電が予定通りスタンバイしていても、彼らの作業は十中八九、遅延します。

そのことについても当然の如く、謝りすらしない。

度重なる作業安全に関する考え方、遥かに楽な勤務体系、これで同じ年収水準であると言う怒りと鬱憤から、同じ技術屋同士でも常に対立は絶えませんでした。

(大昔から変わらぬ伝統。同じ会社の仕事如きで怒るなど、不毛でしかない。)

そんな彼らとは、電気主任技術者見習いとしてメーカーの工場に勤務する私は、退職した今でも仕事上の付き合いがあります。

弊社の構内における電力工事で、電力さん(笑)がとある大失敗をしでかした際には、ここぞとばかりにお灸を据えてやりました。

(かなり敏感な話題のため、万が一現職を退職し、気が向いたら書きます。)

立場変わって、電力会社のお客さまとなった今。

今まで蓄勢してきたばねもあって、まさにやりたい放題です。

電力10社の新入社員が0人となる、その日まで。

しそ日記のネガキャンは、続きます。

 

以上、電力会社を辞めた理由⑰についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由⑱にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。