電柱の装柱【京都編②】

どうも、しそです。

今回は、電柱の装柱【京都編②】についてご紹介します。

(電柱の装柱【京都編①】の続編です。)



日本ネットワークサポート(旧:日本アーム工業)引下げリード支持腕金の旧仕様と思われる。

非常に独特な、くの字型の金物が軽量腕金(アーム)の先端に取付されている。

このような変態装柱は、関西電力管内でしか見たことがない。

一般的に、電柱の足場ボルトの間隔が0.45mであることから読み取ると、2.7m以上もある引下げリード。

はっきり言って、長過ぎる。

飛来物が飛んで来て、地絡・短絡するリスクが大きい。

また、柱上変圧器二次側の低圧線についても、わざわざ引上げしてから低圧引込線を架線している。

よって、低圧引込線工事の際に、高圧活線近接作業となる恐れが非常に高い。

(頭上:0.3m、躯側:0.6m、足下:0.6mの範囲。)

地上高を確保するにしても、変台(柱上変圧器のバンド)の位置を上げてやれば良いだけなのに、何故かこのような装柱間隔のまま。

(高圧カットアウトを操作するにあたって、電力直営社員の昇柱距離を短くするため?)

そうであったとしても、柱上変圧器一次側が碍子だらけとなってしまうため、おすすめはできない。

そもそも、今どき高圧ピン碍子(通称:6号ピン)が当たり前に施工されていることについても、理解不能。

(外気による膨張・収縮を繰り返し、ピン割れが多々発生する粗悪品。)

通常は、高圧幹線に高圧中実碍子(通称:10号中実)を使用し、機器周辺に高圧中実碍子(通称:6号中実、10号中実より一回り小さい)を使用するはず。

全国第二位の電力会社とは言えども、保守的な性格が所以して、現場の進歩は非常に遅れていると感じる。



高圧引込線の方向に、軽量腕金(アーム)を片出しで突き出している先方柱。

太線でもなく、張力が掛かっているわけでもないのに、何故か単アームでなく抱アーム。

(斜アームタイも、ダブル。)

電力会社を辞めた理由⑪でも多少紹介した通り、旧型のVCTの重量は80kg後半であるため、ガチガチに固めるのは理解できる。

しかしながら、PASについては定格電流にもよるが、一般地区仕様は精々30kg後半であるため、過剰設備のように思える。

また、VCTの形状が特殊。

現在では、新型の角形が主流。

これでも、概ね70kg後半。

(二人作業でも、腰痛必至。辞めて正解。)

VCTの電源側及び負荷側の接続は、ボルト型コネクタ(通称:ボルコン)で施工されることが多い。

(圧縮・圧着による施工を行うと、撤去後に修理する際に、リード線がどんどん短くなって不経済。)

が、写真の装柱では銅線用圧縮スリーブによる、I型(直線)接続に見える。

(あまり取り決めがないのだろうか。前職の電力会社では、外線認定がない施工者の責任分界点の接続は、当然禁止。)

高圧ケーブルの端末処理が比較的新しく、住電機器システムアサヒニューパット100と思われる。

現場では非常にポピュラーで、よく見掛ける。

(おそらく、作業性が良いことと、流通価格が安い。)

実際に施工したことはないが、一般地区の端末処理はこれで十分。

 

以上、電柱の装柱【京都編②】についてご紹介しました。

電柱の装柱【京都編③】について、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。