電柱の装柱【京都編③】

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どうも、しそです。

今回は、電柱の装柱【京都編③】についてご紹介します。

(電柱の装柱【京都編②】の続編です。)



構内専用柱と呼ばれる、電力柱。

ある程度容量の大きいアパート・マンションにおいて、許容電流の問題から設置される。

(DV-60sqを超え、OW-60sqやSHIV-80sq等の、大容量低圧線でも賄えない程の場合。)

特徴としては、低圧引込線がなく、柱上変圧器の二次側を責任分界点(取り合い)とすることが多い。

問題は、配管の立上げ方法。

高所作業車を使って、何も考えずに立上げすると、まさに写真の通りの施工となる。

建設時のみ携わる内線施工者にとっては、当たり前かも知れない。

しかしながら、問題は保守・点検時。

保線・不点保修・故障直しと呼ばれる修繕業務に対し、基本的に電力社員は電柱を素昇りする。

(予め予定されている高圧線の作業等は、高所作業車を活用する。)

その際、無理に柱上安全帯の胴綱(ロープ)を引っ掛けようと試みると、かえって墜落する恐れあり。

(この現場は、まだ電柱と配管の間をギリギリ通せそうで、マシな方。)

後から電柱に昇柱することを考えると、気の利く内線工事施工者は、電柱を中心に円を描くように配管を立上げしてくれる。

写真では3本しかないものの、私の経験上最難関だった現場は、怒涛の8本。

当然、胴綱が回る半径ではなく、泣く泣く命懸けで昇柱した記憶。

※良い子は真似しないでね



電柱の装柱【京都編②】でも多少紹介した通り、引下げリード支持腕金の旧仕様と思われる。

非常に独特な、くの字型の金物が錆び、今にも折損しそうな状態。

(概ね、赤茶っぽい錆は、見た目ほどの問題がない。錆が進行した黒っぽい錆は、至急改修の必要あり。)

柱上変圧器二次側の、低圧引上線以降の低圧ジャンパー(縁回し)部が、お祭り状態となっている。

他相との、離隔距離?

密集することによる、許容電流の減少?

こまけぇこたぁいいんだよ!!

電線が繋がってさえいれば、それで電気は通る。

配電と言う世界は、そう。

理屈ではないのです。

なお、柱上変圧器は放熱のため、容量30kVA以上からフィン(羽)付となります。

一見格好良く見えますが、そのフィンから順に錆びて行きます。

(どうやっても、先端の塗装が薄くなる。また、フィンの間にも汚れが溜まって錆びる。)

今回は撮影するタイミングを逃しましたが、そろそろ吊替してやれよ…と言うトランスを、今回の旅行中に何台も見掛けました。

予防保全など、目先の運転資金すら惜しい電力会社にとっては、全くの無関係な話なのです。

 

以上、電柱の装柱【京都編③】についてご紹介しました。

電柱の装柱【京都編④】にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。