電柱の装柱【京都編⑥】

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どうも、しそです。

明けまして、おめでとうございます。

本年も、変わらぬお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

今回は、電柱の装柱【京都編⑥】についてご紹介します。

(電柱の装柱【京都編⑤】の続編です。)



低圧需要家(一般住宅)の、電灯引込線取付点(通称:受点)の様子。

一般的に、責任分界点は第一支持物の第一接続点に設けられるはずが、軒下から突き出たアングル脇VE管の、更にその先に接続点があった。

はっきり言って、過剰。

引込線に使われているDV電線も、何故か3線とも黒色。

これでは、接続相の色別が、非常に困難。

普通は、黒・緑・青の3色。

(新型であるDS-DV電線の着色層が剥げたようには見えなかった。もちろん、最新型のDE電線でもない。)

また、1975年製のバインドレス碍子が、更新もされず未だに使われていることも疑問。

(寒暖の差で割れ、落下して公衆に当たる。)

現在の主流は、バインドレスラック

DV線の14sqと22sqの見分け方は一見難しいが、慣れると楽。

(1回通し&ラック小⇒14sq。1回巻き&ラック大⇒22sq。電線ヒューズ取替の際、地上で腰袋に入れる資材を悩まなくて済む。)

車両等が引っ掛けた際に、中性線が最初に断線しないよう、あえて弛ませる縁回しの施工もない。

(単相3線式の中性線が欠相すると、真っ先にテレビが火を噴く。)



自動開閉器柱かつ高圧ケーブルの立上り柱。

このような重要な電柱には、避雷器の設置が望ましいと思われるが、その素振りは毛頭ない。

(GWとも呼ばれる、架空地線の設置もないため、雷の被害が比較的少ない、一般地区であると思われる。)

VSの電源側に用いられている縁回し(ジャンパー)線が、何故か白色。

(気になって数ヶ所を確認したところ、他も同じ。よって、退色によるものではなさそう。)

低圧腕金(アーム)が金属製となっているが、近頃はセラミック製の低圧絶縁アームが主流。

(本体部分は錆びず、碍子も不要で長寿命。)

引込腕金も乱立し、見映えはしない。

電柱の装柱【京都編①】でも多少紹介した通り、棒状の高圧垂直ポリマースペーサで線間離隔を確保している様子。

垂直の棒体で支持するのも関西電力ならではあると感じるが、なりふり構わず支持物(電柱)なしで空中分岐させようと言う現場の維持。

保守時、高所作業車必須。

新旧の、高圧水平T分岐スペーサが登場。

電柱の装柱【京都編①】でも多少紹介した通り、1.5m中留め装柱の線間間隔(長辺側:0.9m、短辺側:0.4m)がないと、線間にて短絡するため、通常は施工禁止のはず。

(あろうことか、一般用三角スペーサの狭小線間に接続している。)

それだけならまだしも、隣接する電柱の機器を避けるため、本柱間支線の位置がえらく低い。

よって、高圧水平T分岐スペーサに至るまでの縁回し線が異様に長い。

(手前は、下がってから上がる。奥は、直下にほぼ垂直。)

分岐末端となる電柱に、避雷器(アレスタ)が設けられていることが、せめてもの救い。

(アレスタメーカーとしては、音羽電機工業が好み。)

一見無敵のように思えるポリマースペーサだが、実は塩害・超重塩害地域(想定最大等価塩分付着密度D~E)には使用しない。

(基本的には、A~Bの一般地域またはCの軽塩害地域のみ採用。仕様ではD~Eも行けそうに見えるが、長期的には沿面距離が不安。一時しのぎの数ヶ月間、臨時引込に使用した経験はあり。)

 

以上、電柱の装柱【京都編⑥】についてご紹介しました。

電柱の装柱【京都編⑦】にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。