電力会社を辞めた理由㉑

どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由㉑についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由⑳の続編です。)




ヘルメットの階級制度

電力会社の配電系社員は、社内資格を対外的に表すため、ヘルメットに星印のシールが貼ってあります。

その階級制度については、さながら軍隊のよう。

入社3年目の、配電工事技能教育(一次)を受講すれば、星一つ。

(電力会社を辞めた理由⑬を参照のこと。)

星一つでは、CF遮断器以下の、二人作業の作業員の認可。

(B型営業所と呼ばれる少人数の事業所では、一人作業の実態。監視者なしで、非常に危険。)

入社6年目~10年目の、配電工事技能教育(二次)を受講すれば、星二つ。

星二つでは、開閉器(スイッチ)の投入・開放に伴う、二人作業の送停電連絡責任者の認可。

入社11年目以降の、班長教育を受講すれば、星三つ。

星三つでは、高圧線以下の、三人作業の班長の認可。

その昔、大体40歳以上のおじさんについては、研修センターにていい加減な教育を受講するだけで、誰もが取得できる社内資格でした。

しかしながら、安全を確保するためなのか、現在ではその研修制度が大幅に見直されることに。

特定の業務(配電保守)に直接従事する社員しか、星三つへ昇格ができないようになりました。

(ただでさえ、現場最前線で働く中堅社員が不足する中、到底理解のできない改革。)

ちなみに、後輩が続々と星二つに昇格する中、私は退職する寸前まで星一つでした。

(頑なに、二次教育を避けていた結果。非人道的な教育を受講するくらいならば、現場に出ない。)

実はこの研修制度については、非常に大きな弊害があります。

近年増えてきた、女性社員への未配慮です。

必ず、入社3年目に教育が行われることから、その時期に妊娠していると研修が受講できません。

(重量工具・資材の運搬、安全帯の着用。常識的に考え、肉体労働には従事できない。)

その後、無事に出産を経たとして、職場へ復帰するのは入社4年目。

(最大で、子が3歳に至るまでの育休を取得できますが、大概は1歳に至ると復帰。)

その頃、生まれた子はまだ乳飲み子です。

入社年次が下の後輩と、朝早くから現場へ強制連行され、夜遅くまでサービス残業。

(電力会社を辞めた理由⑥を参照のこと。新入社員研修と違って、日付を跨ぐまでことは少ないが根本的には同じ。)

会社側もそのことを理解してか、研修へ参加するよう強制もしません。

結果、どうなるか。

入社11年次となっても、星0。

現場での作業は、新入社員未満。

一切、何もさせて貰えません。

唯一任される仕事は、配電系の内勤職として技術サービス担当(電力量計の出入庫・引込線工事竣工・内線図面の技術審査等)に配属されるぐらいです。

補足として、配電の業務職掌において、序列は以下の通りです。

配電計画(予算・工事)>配電工事(設計・運営)>配電保守(系統・保守計画・保守)>配電サービス(技術サービス・工程)

ちなみに私は、上記の配電保守と配電サービスの経験しかなく、電力会社からすると最下層の扱いでした。

(配電部門自体が、電力会社の中では目くそ鼻くそで最下層ですが…)

会社からは必要とされず、家庭との両立も困難。

しかしながら、そんなしょうもない人生を選択したのは、間違いなく自分。

巻き戻せるのならば、やり直すべき。

このブログに書いてあることは、全て事実。

この国を担う若者に対する、強靭なメッセージです。

 

以上、電力会社を辞めた理由㉑についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由㉒にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。