電力会社を辞めた理由㊾

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どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由㊾についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由㊽の続編です。)




個性豊かな面々

電力会社には、多種多様な人種がいます。

電力社員の攻略法①でも多少紹介した通り、学歴別に高卒が7割、高専卒が1割、大卒が2割と言われています。

学歴別に、その一部である社員の様相について、ご紹介致します。



ダマちゃん

ダマちゃんは、私が配電工事技能教育(通称:A研修)を受講していた頃を除き、偶然にも同じフロアで仕事をする機会が多かった大卒の先輩。

(語源は、麻雀のダマ聴であることは言うまでもないが、後述する本人の行動と性格。)

終始仏頂面で、常に思考が停止しているおじいちゃん。

始業後は自席に座り、虚ろ気な表情で明後日の方向を見つめながら終業を迎える、給料泥棒。

(傍から見ると障害を抱えているように見えるが、健常者。俗に駅弁と呼ばれる、地方国立大学の出身。)

主な仕事は、低圧計器の在庫管理。

(技術サービス担当に配属されることが多いが、保守計画担当・運営担当をたらい回しにされる。当然ながら頭数には入らず、どの担当に行っても仕事の内容は変わらない。)

電灯・動力のメーターの在庫を、貯蔵品伝票と照らし合わせ、合致するかただ数えるだけの単純作業。

(高齢のため、重量物であるCTの運搬はせず、専ら若手任せ。また、VCTを含む高圧計器は、工程担当の所掌。)

電力量計の搬入・搬出は、週に一度。

(事業所にもよるが、概ね水曜日の午前中。)

よって、基本的に電気申込(新増設・全撤)がない限りは、計器倉庫に用事がある電力社員はいない。

(電気工事店へ電力量計を引き渡すのは、技術サービス担当窓口係の役目。本来は出入庫もこなすが、彼のためだけにわざわざ分業し作られた仕事。)

にも関わらず、日中は事務所と計器倉庫を行ったり来たりして、変わりもしない数を数えている。

“オトナのストレッチマン「復活!ストレッチマン!」 20170930

タイムリーに在庫を把握している結果、緊急時に記録をしないまま闇出庫をすると「勝手に持って行かないで。」と釘を差される。

(メーターが故障し、停電または計量不能。正論ではあるが、現場はそれどころではない。)

何よりも恐怖を感じるのは、このような働き方をしていても、本人からは全く悪意が感じられないこと。

(現役電力社員であるひつじ先輩からは、会社を出し抜き雀の涙でも搾取してやろうと言う、強い意志が感じられるのに。)

万年平社員である彼は、労働組合に生活を保障された組合員。

(電力会社を辞めた理由㉕を参照のこと。本来、働かない労働者を守る組織では、決してない。)

よって、電力会社側・労働組合側も扱いに苦慮し、クビを切るにも切れない環境。

(働いたら負けかなと思ってるを、地で行く人。古き良き、日系オールド企業の末路。)

私の入社当時、齢五十を超える彼は、大特例の宿直・呼出免除で年収700万~800万。

(近年、ついに退職。子会社への出向も認められず、電力業界からの追放に成功したと聞く。)

一個人の意見としては、明らかに職務放棄をしているのだから、就業規則に基づいて懲戒解雇すれば良いだけの話。

(エクスキューショナーとはなりたがらぬ、役職者。触らぬ神に祟りなしとは、よく言ったものだ。)

言い伝えによると、大昔に彼が架空線設計担当だった頃の遺物が、現場には残されている。

(電力会社を辞めた理由㉒を参照のこと。まともに用地交渉ができるようには、微塵も思えはしない。)

付近を通行する度に、明らかな異常を感じる、旧国道沿いの磁器製スペーサ(一般用三角スペーサ)

違和感の理由は、直線箇所での使用。

電柱の装柱【京都編①】でも多少紹介したような、やむを得ず支持物なしで空中分岐するための、屈曲箇所ではないこと。

(家屋側との離隔距離は、余裕で確保。一般的に、配電装柱によく使われる1.5mの軽量腕金で必要十分。)

多少なりとも、高圧線が敷地内に掛かることを避けようと思ったのだろうか。

(結局のところ、本柱間支線や低圧引込線が上空を占用しているので、全くの無意味。)

常人には、全く理解ができない。

更に意味不明なことに、座学は得意なのか、電験二種の試験合格者。

(現場からは「あれだけ日中に勉強する暇があれば、誰だって受かるわ!」の皮肉。このような文句を言うのはもちろん、電験三種すら持っていない無資格者。)

配電部門において、不相応なスキルを持っていても出世ができない、非常に悪い前例。

(若年層・中堅社員は彼を見て、電験を始めとする国家資格の取得意欲が枯渇。頑張っても無駄と錯覚するが、1か0かを判断するには、あまりにも極端過ぎる例。)

最後に、面白エピソードを一つご紹介。

とある副課長との面談の際に「どうして課長になれないんですか?」と、マジ顔で聞いてきた彼。


ここまでの働きぶりを考えても、逆にどうしてそのような発想が出てくるのだろうか。

あぁ、そうか。

冒頭で紹介した通り、曲がりなりにも彼なりに職務を遂行しているつもりなのだろう。

人間という仕事を 与えられてどれくらいだ

トレードオフとは、まさにこのこと也。

 

以上、電力会社を辞めた理由㊾についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由㊿にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。