電力会社を辞めた理由(56)

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どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由(56)についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由(55)の続編です。)



伝統の水掛け

電力会社の配電部門には、水掛けと呼ばれる悪しき伝統があります。

結婚が決まって浮かれている若手社員に対し、文字通り”水”を掛けて冷静さを取り戻す。

そんな馬鹿げた目的のために執り行われる、紛うことなき悪習。

しかも、彼らの言う”水”とは名ばかりで、ただの水道水ではありません。

砂糖・塩・酢・醤油・味噌。

ケチャップ・中濃ソース・マヨネーズ。

ありとあらゆる液体をバケツで混ぜ込み、調合したラストエリクサー

その儀式の準備として、構内駐車場の一角に、社内外から目立たないよう社有車で囲いを作る。

(あるいは人目につきにくい、少し離れた構外駐車場。)

身ぐるみを剥がされた後輩社員は、バッチ来いと言わんばかりに受身の姿勢を取る。

そして、前述の通り錬成した”水”を、新婚の後輩社員目掛けて先輩社員がぶっかける。

(執行日は事前に案内され、着替えとタオルを持ってくるよう指示。事後にシャワーを浴びてもそう簡単には落ちず、取れぬ臭い・汚れ。)

当然ながら、水掛けの執行は勤務時間中。

日中ろくに仕事もせず、自分たちも若い頃に経験してきたと言う理由だけで、寄ってたかって後輩社員へのパワハラ。

(単なる嫉妬。必ず言い出しっぺがいるが、個の責任は取らない。ブラック企業以外に表現の仕様がなく、とにかく恐ろしい集団心理。)

幸いにして、私が結婚した頃にはその文化も廃れ始めたのか、被害に遭うことはなかったのが救い。

(会社側にチクりを入れないような、相手を選んでいじめている様子。)

ちなみに、都道府県を代表する支店クラスですら、ようやくこのレベル。

より村社会の強い下位組織(支社・営業所)では、この程度の出来事は日常茶飯事。

例えば、地域貢献の名のもとに、会社を代表して祭礼(大名行列喧嘩祭り)や近隣クリーン活動への参加強要。

(休日・定時後・昼休みを削り、練習。強制を不満に思って内部通報する社員もおり、徐々になくなっては来た。)

このような、地方独特のしきたり・習わしが、今もなお色濃く残っていることを考えると、当然水掛けも現役と思われる。

(排他的・閉鎖的な、限界集落。通勤には自家用車で片道2時間以上も掛かるが、よそ者は来るなり徹底的に排除。)

電力会社を目指す、学生諸君。

将来的に、パートナーと結婚するつもりでいるのであれば、せめて春夏を狙え。

こんなつまらないことで風邪を引き、会社の愚痴で冷え切るようであれば、それこそ相手の思う壺だぞ。



溜池への投擲

このように、恐るべき水掛けだけではもちろん飽き足らぬ、素行不良の電力社員。

暇を持て余した彼らは、何を思ったか高所作業車のサブブームに後輩社員を玉掛け

場所は事業所の構内にある、溜池の真上。

宙吊りにされた後輩社員は、使い古された胴綱に、ボルトクリッパ(通称:カッター)で切り込みを入れられる。

「切断位置、ヨシ!」

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淡水へと自由落下し、鯉と仲良くダイビング

(水を得た魚。電力会社を辞めた理由③でも多少紹介した通り、いじりと称したかわいがりを受け、意気揚々とする後輩社員。それを見て喜ぶ、先輩社員。そのどちらも、後世に渡って救われることはない。)

これまた聞いた話で、私の経験ではないことが幸い。

(似たような現業職種である送電部門においても、坊主の強要・砂利での正座・竹刀による体罰・資材倉庫でのホイスト吊上げ等が、至極当前と聞く。)

真偽の程は定かではないが、得意げに武勇伝を語る先輩社員のその目は、確実に曇っていた。

生簀の鯉。

及ばぬ鯉の滝登り。

コイキング縛りよりも、遥かに過酷で過激な配電部門(わるあがき)。

電力会社の技術職は、十中八九がソルジャー採用。

「これは、ゲームであっても遊びではない」

ふざけたデスゲームより生還したサバイバーとは、俺のことだよ。

 

以上、電力会社を辞めた理由(56)についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由(57)にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。