電力会社を辞めた理由(59)

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どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由(59)についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由(58)の続編です。)




支配される新入社員

電力会社の新入社員は、所属部門を問わず研修センターと言う名の牢屋に投獄されます。

電力会社を辞めた理由⑥でも多少紹介した通り、基本的にはプライベートのない二人部屋。

(何かと鬱憤が溜まる、体力お化けの青年。冬の集合教育は、二人部屋を一人で使用。最初からそうしろ。)

当初より建設された本館は、年季の入った和室タイプ。

古びた畳は替えられず、小汚い掛け布団・敷布団は更新されず、昔のまま。

部屋内に洗面台やトイレはなく、廊下にある共用設備を使用。

後から増築された新館は、比較的新しい洋室タイプ。

洗面台やトイレはあるものの、その入口上部には照明と連動するフルカラー埋込パイロットランプ(赤)

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23:00の消灯を守らず、故意に夜更かしをしている場合は、廊下につまみ出されて反省の正座。

(故意でなくとも、0:00~2:00頃まで寝ずのレポートが必須。手元のデスク照明で細々と書く、義勇兵。)

いずれにしても、風呂は共用の大浴場。

(部屋内にシャワーはなく、ビジネスホテル未満の待遇。)

入浴できる時間も限られ、夕食前の17:20~18:00や、夕食後の18:30~19:00は激混み。

(朝食:200円、昼食:300円、夕食:400円、合計:900円。帰省する金曜の夕方を除き、宿泊日数に応じて問答無用で給料天引き。)

文字通り、芋洗い状態で、脱衣場には常に饐えた臭いが充満。

(日中の研修で汗をかき、吐き気を催す男臭さ。女子風呂ならば、多少はマシなのだろうか?求む、情報。)

此れ幸いと、人の股間を凝視・嘲笑する、配電部門。

(これぞ、体育会系。これぞ、部活動の延長。子どもか!)

洗濯機も共用となるが、当然ながら洗剤の持参が必要で、ろくに洗浄もされていない。

(独身寮も同様で、洗濯槽の内張りには汚泥が積層。若かりし当時、設置されていた3台とも分解・清掃する、自己犠牲の塊。)

当時は洗濯する僅かな時間も惜しく、5日分の下着を持ち帰る研修生が多数。

(例に漏れず、私もそう。洗濯機の使用タイミングが被り、放置されると回収の手間が発生。なるべくなら触りたくない、他人の下着。)

総括原価方式により、その昔はとにかく固定資産を持ちたがった電力会社。

(電力会社を辞めた理由②でも多少紹介した通り、独身寮・社宅・保養所の保有も同様の理由。)

今更手放すにも、使い勝手が悪く二束三文で、時代の変化に取り残される研修センター。

(実稼働を考えると、民間の旅館・ホテルを活用する方が、遥かに経費の節約となるはず。)

電力現業の訓練所までは、わざわざ近傍で寝泊まりをする必要はなく、宿からマイクロバスで通えば良いだけのこと。

過去からの伝統に対し、誰も大なたを振るえない、非合理的な電力会社。

徳川埋蔵金、ここに有り。



矛盾だらけのマナー教育

新入社員研修では、一般教育として元CAによるマナー教育を受講。

(大手航空会社を退職し、独立・開業したやり手。本店人事との強力なコネにより、継続的に採択される繋がり。)

そのカリキュラムは、以下の通り。

・オリエンテーション

・新社会人としての心構え

・自己分析VTR説明、撮影、確認、講評

・基本姿勢

・心のこもった挨拶

・好印象を与える表情

・社会人としての身だしなみ

・ビジネス用語マスター

・敬語の基礎知識

これだけの労力を費やし、積極的に未来へと投資するが、そこは打っても響かない電力社員。

散々イキリ倒し、待合室で煙草を吹かした素行不良の高卒社員は、指導員に見つかりあえなく御用。

(問答無用、その場で丸坊主。その風貌・態度より、指導員に付けられたあだ名:ライオン丸が、聞いて呆れる。)

そもそもが、指導員からしてガラの悪い無頼漢

配電の専門研修中は、高所作業車のブームに跨がり、黒のサングラスで柱上を見上げ、研修生を罵倒するヤクザ。

(太陽光から目を保護するためと言うが、凄みを利かせる道具としか思えない。)

「自分の身は自分で守れ!」と、普段から安全に対して口を酸っぱくして言う彼らが、面白がって行う接地抵抗の測定訓練。

その心は、補助接地棒を地面に打ち込むよう命じられ、素手で持ち運んでいるところに接地抵抗計から電圧を印加。

(私が被害に遭うことはなかったが、前述のライオン丸が被弾。日頃の行いと、本人のキャラクターによるもの。)

その電源は単3電池(1.5[V]*6[本]=9.0[V])により昇圧され、H(C)-E間に最大約50[V]が発生するが、死に至るものではない。

(参考資料:P.14を参照のこと。)

しかしながら、現場での脅迫材料に使うには、またとないアイテム。

一所懸命に技術・技能を学ぼうと努力している新入社員を、安全配慮義務を課せられた管理者である指導員が感電させると言った、極めて悪質な行為。

電圧の大小に関わらず、このようなイカレた組織は滅ぶべし。

退職した今でもそう、強く願っているよ。

尾を引く運転適性

電力会社の新入社員は、新人研修中に自動車学校へと通い、運転適性検査を受けます。

所謂『警視庁方式運転適性検査K型』と呼ばれるテストです。

受講する当時は、所詮ただの性格診断だろうと甘く見がちですが、実は一時の油断すら許されない電力会社。

恐るべきことに、ここで受けた総合判定値は、生涯に渡って受け継がれます。

(自動車運転に関する講習・教育は度々あるが、評価の対象は初回分のみ。)

電力会社を辞めた理由⑤でも多少紹介した通り、電力会社の評価基準は労働災害・交通事故・ヒューマンエラー停電。

たったのこれだけであり、その中で運転スキルが占める割合は、非常に大きなもの。

私が受けた評価は、5段階のブービーである、2。

運転のスキルは訓練によって磨かれるものと判断されず、結果いつまで経っても剥がれない運転下手のレッテル。

(常日頃、配電マンに求められる走行・駐車スキル。毎日のように反復訓練することで、超弩級下手から普通レベルまでは昇格。)

汚名返上・名誉挽回の機会は一切与えられず、実質的に入社時点での振り分け。

運転の癖は抜けないにしても、あまりにも厳しすぎる評価。

自動車運転に自信のない、新卒者。

マニュアル車の運転スキルでマウントを取る、電力会社。

こんな暗黒大陸に、自ら身を投じるなよ。

 

以上、電力会社を辞めた理由(59)についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由(60)にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。