電力会社を辞めた理由(70)

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どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由(70)についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由(69)の続編です。)




押し付けられる幹事

電力会社を辞めた理由(60)でも多少紹介した通り、電力会社の配電部門では、度々飲み会が開催されます。

20代の若年者に押し付けられるのは、課の幹事や担当の幹事。

(基本は、1年交代。ただし、後輩が入ってきても配電工事技能教育等により、異動のタイミングによっては引き継ぎできず、翌年も持ち越しとなることも。)

ホットペッパーや食べログ等で会場を探し、4,000円~5,000円程度で予算を徴収。

(課や担当によっては、代表のろうきん口座を作成し、各個人の給与より天引き。時短勤務で参加できないお母さんですら、平等のもとに徴収からは逃れられない。)

副課長以上の役職者から“御厚志”をいただくため、挨拶の依頼と併せて十分な根回し。

(“御奉仕”と呼ぶ電力社員が大多数だが、これは誤用。似たような話で、メーカーでは”御教示”を”御教授”と呼ぶ社員が多い。)

「●●課長は5,000円(10,000円)も出したのか?そうしたら、俺が3,000円(5,000円)と言う訳には行かないだろう…少しは、聞きに回る順番を考えろよ。」

と、ぶつくさ文句を言う、某副課長。

(電力会社の役職手当とは本来、部下を懐柔させるための潤滑剤。勘違いして自らの懐に入れると、容易に失う信用。)

場合によっては前もって現地調査し、個室の雰囲気を確かめる。

(情報漏えいの観点から、余りにもオープンな会場は嫌われる。会社からは、社外で仕事の話をするなとやかましく言われているが、一切守ることができない電力社員。)

当日はフレックス退社し、現場の設営。

(日中にExcelでくじを作成しておく。エアコン・換気扇・出入り口の位置を確認してから席次を決め、当日の場を盛り上げる。喫煙者・非喫煙者で固まりたがるため、引く直前に故意に仕組むことも。)

そして、幹事の実力が試される、司会進行。

「それではただいまより、配電●●課の懇親会を行います。開催に当たりまして、●●課長よりご挨拶をいただきます。それでは、●●課長、宜しくお願い致します。」

(ありがたいお言葉を頂戴)

「●●課長、ありがとうございました。それでは、乾杯に移ります。●●副課長、宜しくお願い致します。」

(乾杯発声)

「●●副課長、ありがとうございました。また、開催に当たりまして、●●課長、●●副課長より多大なる御厚志をいただいております。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。なお、料理はコース制で、120分飲み放題・90分ラストオーダーとなっております。それでは今しばらくの間、ご歓談下さい。」

(飲み物注文、グラスを持って挨拶回り、途中で抜け出し精算)

「それでは、皆様。宴も酣ではございますが、ここで一旦中締めとさせていただきたいと思います。●●副課長、宜しくお願い致します。」

(一丁締めor三本締めorガンバロー三唱)

「●●副課長、ありがとうございました。それでは皆様、お忘れ物のないようにお気を付けてお帰り下さい。お疲れ様でした。」

(忘れ物チェック)

ここまでが定型文の、長すぎる詠唱呪文。

この程度のことは、電力社員であれば誰もが当たり前にできるが、メーカーでは経験値不足からか、不得手な者が時折場を盛り下げることがある。

(電力会社と違って、おじさんからの直接教育はないが、要求されることはほぼ同じ。Japanese Traditional Big Companyの常。クソが!)

翌日以降に、参加者に領収書を添えた会計報告を回付するが、ここでまた事件が起こることがある。

そもそも、刺身がダメなおじさんと肉がダメなおじさんが混在する時点で、課・担当の全員が満足する宴会を催すことは端から不可能。

最初から負けが確定している、明らかな詰みゲー

(その結果、無難な居酒屋となることが多いが、チェーン店は極力不可。ルールブックに書いていない、見えない縛りが多すぎる。)

パノラマを制し、自らが副課長となるその日まで、若手電力社員の不毛な戦いは続く。

DODAで転職した方が、確実な将来を歩めると言う事実に、一生気がつかないままだけれど。

 

以上、電力会社を辞めた理由(70)についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由(71)にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。