電気主任技術者②

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どうも、しそです。

今回も、電気主任技術者についてご紹介します。

(電気主任技術者①の続編です。)




資格の有効性

資格の有効性としては、比較的大規模な工場(地方)や商業施設(都会)等の保全現場において、有資格者の求人ニーズがあります。

その他の職種としては、省エネルギーに関する包括的なサービスの提供(コンサルティング、ESCO事業)や、再生可能エネルギー関連設備の設計・施工等、裾野が広いです。

この資格単体でも就活や転職に役立つことは非常に多いですが、エネルギー管理士と組み合わせることで、就活・転職市場での需要が一気に上がります。

年齢にもよりますが、東証一部上場の企業であれば、年収500万円以上は固いでしょう。

(言わずもがな、職責を考えると年齢*20万円を目指したいところ。)




電気主任技術者選任実態

実際にアンケートを取ってみたところ、30票もの貴重な有効回答が得られました。

まとめると、

電験二種以上&電験一種現場:1票(3.33%)⇛秀才電力社員

電験二種以上&電験二種現場:9票(30.0%)⇛目指すべきポジション

電験二種以上&電験三種現場:8票(26.7%)⇛才能の無駄遣い

電験三種&電験一種現場:1票(3.33%)⇛会社の七光り

電験三種&電験二種現場:4票(13.3%)⇛ワナビー

電験三種&電験三種現場:7票(23.3%)⇛大多数の実力

この通りの印象。

民間企業では、どう考えても電験二種現場である154kV受電以下の事業所が大多数。

(ボリュームゾーンは、77kV・66kV受電。回路構成がシンプルの割に、それなりの契約電力が得られるので良い。)

電力会社及び一部の製鉄所・化学メーカー・JR等では、電験一種現場である275kV受電以上の事業所も考えられなくはないが、年収水準は電験二種現場と同等。

(新増設はまずなく、経年劣化した化石設備ばかり。可能な限り、選任は避けたい現場。)

また、仮に大規模な発電所であっても、154kV連系以下であればその出力は問われない。

(電験一種が、趣味の世界と言われる所以。どう考えても、実務上は役に立つ機会はない。)

よって私は、最も実用的である電験二種までの取得を目標としています。

しその受験歴

工業高校3年の頃から、電気主任技術者試験を受験しています。

(この頃にこそ欲しかった、電験3種書き込み式最強計算ドリル。今の電気屋は、恵まれた環境下にある。)


電験3種書き込み式最強計算ドリル

電力会社を辞めた理由(72)でも多少紹介した通り、電力会社で選任される電気主任技術者は、配電部門であれば配電計画の部署に所属する課長ただ一人。

(発電所であれば、発電所長。電力部であれば、電力部長。電気技術者としての実力よりも、高学歴と有資格者であることがまず大前提。)

よって、選任される機会は確実になかったものの、有資格者に対するニーズが確実にあり、昇進への影響もかなり大きいことから強い受験意欲を常に持っていました。

(合格すれば祝金である一種:300,000円、二種:100,000円、三種:50,000円が一時支給される。職能等級が上がったり、役職者になる方が遥かにキャリアアップに繋がるため、正直オマケ程度。)

この現実にめげることなく、何より三種止まりの技術者で終わりたくないと奮闘。

キャリアプランの一つである電気主任技術者としての選任を目指し、2016年にメーカーへ転職してからは、引き続き上位資格である電験二種へチャレンジを続けました。

実際に現場である工場で働き始めると、電気設備以外についても総合的な保全に取り組むことで、広く浅くですが確実に視野が広がっていきました。

2007年:電験三種の電力及び機械及び法規に合格。

(理論50点。1問足りず、泣く。)

2008年:電験三種の科目合格なし。

(入社1年目で現場に揉まれ、勉強せず。理論、刃が立たず。)

2009年:電験三種の理論に合格。電験三種を取得。

(過去問による計算の記述を中心に、理論だけでCampusノートを10冊消費。我が生涯において、この時以上に勉強したことはない。)


コクヨ ノート キャンパスノート 10冊パック B5 A罫 30枚 ノ-3AX10

2010年:未受験。

2011年:未受験。

2012年:未受験。

2013年:電験二種一次試験の理論及び電力及び法規に合格。

2014年:電験二種一次試験の機械に合格。二次試験に不合格。

2015年:電験二種二次試験に不合格。一次試験の失効。

2016年:電験二種一次試験の電力及び機械及び法規に合格。

2017年:電験二種一次試験の理論に合格。二次試験に不合格。

2018年:電験二種二次試験に不合格。一次試験の失効。

(正直、電力・管理及び機械・管理の論説は満点だったと思う。一方で、機械・管理の計算が全くできず、合格点の引下げもなく足切りに遭ったと推測。)

そして、2019年。

晴れて、第二種電気主任技術者免状を手にしました。

(元電力社員としてはあるまじき、認定取得。電験食事会@難波 2019.04.12にて、試験合格を誓った身としては邪道の裏切り行為だが、背に腹はかえられぬ現実。)

苦節13年、半ば諦めていた時期もありましたが、同僚やフォロワーのサポートを得たことにより、見事20代後半での資格取得を達成できました。

本来、電気主任技術者のあるべき姿としては試験取得でしょうし、実際に試験合格者と比べるとその実力には雲泥の差があることを犇犇と感じています。

それでも自分自身は、分からないなりにも電験二種現場で働くことを望んでおり、嫁さん子どもを養っていくためにはそれ相応の所得が必要。

電気主任技術者である以前に、夫・父親である訳で、この機会に使えるものは全て活用。

このような恵まれた環境下でなければ、本年度も一般受験者同様に電験2種書き込み式最強計算ドリルを活用して着実にステップアップするつもりであったが、これが高卒の配電系元電力社員の限界点。


電験2種書き込み式最強計算ドリル

次は、30代前半で第二種電気主任技術者として選任されることを目指し、精進を続けます。

ある意味これが本当の、電力会社を辞めた理由。

 

以上、電気主任技術者についてご紹介しました。

電験の活かし方について、今後もまとめていきたいと思います。

それでは、また。