電力会社を辞めた理由(81)

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どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由(81)についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由(80)の続編です。)




手書きの強制

電力会社の配電部門では、糞の役にも立たない研修が度々が行われます。

新入社員共通教育、基礎集合教育、機器・測定教育、配電工事技能教育等、入社年次に応じて行われる各種研修。

研修の受講後は、翌日にレポートの提出が必須。

言うまでもなく、紙ベース。

(何度もコピーされ、擦り切れた原紙。工業高校の実習かよ。)

研修期間中はPCを個人貸与されず、情報遮断のため個人による持ち込みも不可。

(社内での呼称は、ピーシーではなくパソコン。研修センターの共通PCはいつまで経っても更新されず、情弱の極み。)

全社標準であるA4用紙の紙質は最悪で、いかにも学校教育で使われるようなわら半紙

(客先への提出を躊躇する、お粗末過ぎる品質。そもそも、A3・A4が全盛の時代に、B4・B5のフォーマットが残る公務員体質。)

ペンを立てると容易に破れ、消しゴムを掛けても残る筆跡。

(経年劣化が著しく、長期保管が必要な社用文書には向いていない。)

電力会社を辞めた理由⑥でも多少紹介した通り、勤務中に記入する暇は全く与えられず、暗にサービス残業を強要。

働き方改革を進めるため「仕事のやり方委員会」を立ち上げている割りには、教育の模範となるべき研修センターと工事技術担当を筆頭に、非効率的な働き方を全店大で継続。

(目立った成果はゼロ。出張経費をたんまりと使い、同年代の県外間交流飲み会と化している。)

17時20分の定時目一杯まで研修が行われるため、研修センター・寮のいずれも自室まで仕事を持ち帰り、せっせと無駄な資料を手作りする。

(作業中に気づいた点や立体的な漫画絵を交える等、念のため立派に仕上げるが、指導員は文字の丁寧さと枚数で評価。)

提出されたレポートは6人掛かりで、非効率的なセクスタプルチェック。

(いかにも日本企業らしく、廃れぬハンコ文化。主要な器具番号や保護協調の仕組みは何一つ知らない、脳筋配電。)

「仕事を効率化すると仕事がなくなり、社員がいらなくなるだろ?今までと違うやり方なんて覚えられないし、給料も下がって碌なことがないよ。」

口には出さないが、これが電力社員の心底に潜む闇。

株主を舐めきった右肩下がりの株価は、これからも続く。




常時点灯の生活

前述の通り、自室での持ち帰り残業は際限なく行えるため、だらだらとテレビを付けながらの内製作業。

(電力社員は、開閉器の投入・開放が上手いが、公私のオン・オフ切替が下手くそ。ぜんぶ宿直のせいだ。)

毎日、半額シールの貼られた弁当と安酒を片手に、夜分遅くまでレポートを記入。

(ドラッグストアで格安販売される、鬼ころし・バーリアル・氷結のローテーション。稀に、白鶴まる・ストロングゼロ。)


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連日、深夜までレポートを仕上げ、早朝7時前には出発する生活が続いてたことから、気が付くと寝落ちし衛生面にすら気を使えないような事態に。

(何とか歯は磨いていたが、服を着替えたり風呂に入る気力が湧かないことも多々あった。)

研修の序盤では律儀にも複数枚のレポートを書いていたが、後半ともなるとペンを持つ手に力が入らず、表面1ページを仕上げるのがやっと。

(コメントで詰められ続ける、ブラック企業の文化。出来の悪い部下をdisるにしても「レベルが低くすきます」の誤字はどうなのか。)

鬱病との付き合い方①でも多少紹介した通り、柱上での殺人未遂被害・劣悪な作業環境・出鱈目なレポートの強要によって、心身ともに消耗しついに精神に異常をきたした私。

躁鬱病の診断を受けた、その日の帰りのこと。

研修センターで配布された、結び練習用の綿ロープを自室内の梁に括り、手製の死刑台を作ったところで我に返り、病欠を決意。


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スポーツ同様、こと配電現業に関しては天性の才能が必要。

苦手な科目が体育では、一向に技能は磨かれないことを身を持って自覚。

ここまで追い詰められて初めて、電力会社への適正を見誤ったことに気が付いた自分。

「何で、わざわざ無理して自分を追い詰めて、不得意な向いていないことを補おうとするの?得意なことばかり伸ばしていけば、それで良いじゃん。」

後の妻の意見であるが、今にして思うと納得。

電験二種やエネルギー管理士の国家資格を取得できたところで、電気工事のスキルは新入社員以下。

あの日あの時あの場所で、電力社員だったしそは確かに死んだ。

誰にでも出来ることは出来ず、誰にも出来ないことが出来る自分。

五教科全てが必要な学校教育とは違い、現場の工事と管理は完全分業のメーカー施設。

それが自分に与えられた、第二の人生。

餅は餅屋。

変わらぬ事実を個性として受け入れ、これからも長所だけを伸ばしていく。

これが私の生きる道

 

以上、電力会社を辞めた理由(81)についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由(82)にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。