電力会社を辞めた理由④

どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由④についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由③の続編です。)

センスが求められる

電力会社の配電部門では、非常に曖昧で、繊細な感覚が求められます。

外線工事や引込線工事の、図面の書き方一つをとっても、センス。

電柱の昇柱方向や、高所作業車・保修車の停車位置一つをとっても、センス。

兎にも角にも、馬鹿の一つ覚えのようにセンス。

もちろん、明確にルール化されたものはなく、

【自分はこうやってきた。先輩からはこう教わった。】

このような俺ルールを、問答無用で押し付けられます。

(歩くルールブックしかいませんので、注意が必要です。)

一般常識に則り、少しでも口答えしようものなら、抹殺されます。

(反乱因子と見なされ、徒党を組んで心身ともに攻め立てられます。)

電力会社を辞めた理由①でも多少紹介しましたが、黒であることを白と認識するように矯正されます。

政治暴力と隠ぺい体質は、電力会社において未来永劫変わることのない、最低最悪の文化です。

受動喫煙ありき

電力社員は、男女とも滅茶苦茶に喫煙者が多いです。

深夜の停電切替、プライベートを犠牲にする宿直・日直、事故停電や用地交渉による対人折衝。

これらが重なることによって、常に過度のストレスを抱えていることが原因と思われます。

(値上げ等の理由により、現在は吸っていない人でも【俺は二十歳でやめた!】等と言った、妄言を吐きます。)

また、現場に向かう際には、社有車を運転する必要があります。

この際、後輩が必ず運転し、助手席には先輩が座ります。

社有車は、もちろん禁煙です。

現に、車両に備え付けられていた灰皿が、撤去されています。

撤去された要因としては、運転中にタバコを吸い、足の裏で火を消そうと試みてよそ見をした結果、前方車両に追突したことが原因です。

(非喫煙者からすると、全く理解ができない行動です。)

それでも、我関せず。

逃げようがない密室空間でありながら、目的地にたどり着くまで延々と吸い続けます。

(社有車のシートは、タバコの灰による穴だらけです。)

自前の吸殻入れを持ち込むならまだマシですが、基本的にコーヒーの空き缶を再利用し、最終的にはコンビニ等のゴミ箱に捨てます。

また、事務所に戻っても、喫煙所以外での禁煙はご法度です。

にも関わらず、宿直や日直で現業員室(通称:タマリ)の窓を開けて、タバコを吹かすおじさんもいました。

その内に慣れますが、新入社員の時分には、大変な苦行でした。

カーナビ使用禁止

電力会社の社有車には、カーナビが取付されています。

(2DIN規格が普及した現在でも、なぜかオンダッシュです。当然、バックカメラやドライブレコーダーは装着されません。)

このカーナビは、配電地図システムと呼ばれる、電柱配置図と連携されています。

これは、画面上に電柱番号を入力することで、目的地の近辺まで辿り着くことが可能な、画期的なシステムです。

しかしながら、前述の通り、助手席には先輩が同乗しています。

先輩によると、

【俺が若い頃は、紙の電柱配置図と配電線系統図しかなかった。】

だとか、

【分からない也に住宅地図を駆使して、時間が掛かってもお客さんの家に辿り着いた。】

と言うような武勇伝を、死ぬほど聞かされます。

そんな苦言だけなら、まだしも。

根性論が行き過ぎ、目の前にある文明の理を使わせてくれません。

【カーナビを使うと、馬鹿になる。自分で走って、道を覚えないと運転はできない・させられない。】

プロのタクシードライバーや、トラックの運転手にでもなるのであればそうかもしれませんが、我々は電気屋です。

そんなことよりも、1秒でも早く現場に辿り着いて、停電から復旧させるのが本来の職務では。

何度も喉元まで来て口から出そうになりましたが、やはり長いものにはぐるぐる巻きです。

当時、スマホが普及する以前であったため、地理の把握に際し、非常に難儀した記憶があります。

(地元でない営業所に配属された場合は、尚更です。)

先輩の思惑通り、自費で地図を購入して暗記し、休日には担当の管内をマイカーで走行して道を覚えました。

私が極度の車好きでありながら、運転が大嫌いな根幹の要因は、ここから来ているのかもしれません。

 

以上、電力会社を辞めた理由④についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由⑤にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。