電力会社を辞めた理由(63)

どうも、しそです。

今回は、電力会社を辞めた理由(63)についてご紹介します。

(電力会社を辞めた理由(62)の続編です。)




やみにかくれて生きる

電力会社の配電部門では、深夜・早朝の夜間作業が度々発生します。

その内容としては、計画的に行われる深夜停電工事に伴う切替作業もあれば、想定外の配電線事故もあったり。

(電力会社を辞めた理由㉖電力会社を辞めた理由㉗を参照のこと。)

いずれの場合も、作業の際に手元を照らす照明は、ヘルメットに取付けられたヘッドライトの明かりのみ。

採用されるのは、現場での信頼が厚いGENTOS製。

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ただし、電力会社で支給されるのは、コスパ重視の下位モデル(HLP-1802)。

単3電池の採用により、点灯時間は11時間と長いが、最大光束が250[lm]と低い。

他のラインナップを見ると、最大光束:1,100[lm]、電池仕様:ハイブリッド、点灯時間:12時間と、その気になれば幅広い用途に応じて選択が可能。

(点灯時間:15時間のものは軽量であるが、光束:20[lm]と暗く実用に耐えない。個人的にはエネループが使え、USB充電も対応可能なモデルが無敵と考える。)

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しかしながら、現場ではこのような粗末な装備しか与えられず、作業の際は常に手暗がり。

電線ヒューズや各種スリーブ類のサイズすら判別できず、電線の色別など以ての外。

(誤切断・誤接続による、停電・災害の元。)

不点保修の専用車であれば、車両の上部にサーチライトが設置されているが、それでも不足する照度。

(地上から柱上の1点を照らされると、逆光となって目が眩み、かえって逆効果のこともある。)

それ以外の社用車には、アクセサリーソケットに接続する、12Vまたは24Vの投光器。

工具・資材と違い、日常的な点検・整備は成されておらず。

そのため、肝心なときには断線して使えなくなっていたり、そもそも積み込みを忘れていることも。

(何かの拍子に降ろされ、保守倉庫に転がっていることが多々ある。)

電力会社を辞めた理由⑦でも多少紹介した通り、本気で夜間の作業環境を改善しようと思ったら、移動照明車の配備が必要。

実際に、日常的に夜間作業のある外線施工者は、リースのテラスターをトラックに車載。

反面、たまにしか作業する機会のない電力会社は、何も持ち合わせず極めて不用心。

(実際問題、複数台を路上駐車できる道路は少なく、少ない当直体制では運転手もいない。使用頻度を考えると、致し方ないのだろうか。)

幸いにして、照度不足による人的災害は起きていないものの、確認不足や見間違いによって、時たま起こるヒューマンエラー停電。

(電力会社を辞めた理由㊴を参照のこと。一度起こすと、将来に渡って出世は不可能。ちなみに私は蓋のない側溝が見えず、軽自動車を脱輪・パンクさせ、真夜中にスペアタイヤへ交換した経験があります。)

もし貴方の持ち味が運の良さならば、この先もきっと生き延びることができるはず。

人柱を希望する方は、ぜひ配電部門へどうぞ。

電力全入時代、ここに始まる。

僕は、ごめんだけれど。



問題車両の数々

電力会社を辞めた理由⑯でも多少紹介した通り、配電部門の現場に配備される車両は、何かと問題が山積みです。

例えば、廃車寸前の多走行軽バン。

(最安グレードで、スマートエントリーどころかキーレスエントリーすらない。パワーウィンドウもなく、手回しハンドル。衝突被害軽減ブレーキは以ての外で、ABS横滑り防止装置さえもない。)

工具・資材の過積載により、常にウィリー走行状態の資材車。

(1年毎の車検をどうやって通しているのか、神変不思議。その都度、荷降ろししているのだろうか。)

バックカメラの存在しない、大多数の社有車。

(スカイボーイ・高所作業車の一部に限り、設定あり。ただし、最新車両以外の画面は、使い物にならない白黒。)

ドアミラーが存在しない、フェンダーミラー仕様のピックアップトラック。

(視線の移動が少なく運転しやすいと言われるが、角度変更が手動のため絶滅。新入社員の頃、後方で誘導する先輩を信じて後退させたところ、22kV配電塔横の工場外壁に激突。後日、副課長と先輩が、菓子折りを持ってお詫びに行く事態に。)

これらの腐った車両を、ろくに整備もせず乗り回す配電。

(電力会社を辞めた理由(54)を参照のこと。外線設計チェックシート同様、車両の運行前チェックシートもレ点競争。)

ウレタン製のハンドルは手垢にまみれ、経年劣化によりベタつく不快感。

(会社指定のガソリンスタンドが、フルサービスからセルフサービスへ変更。結果、窓やハンドルを清掃する機会が失われた。)

現場への出動に際し、カッパの雨水で濡れたシートによって、常にカビ臭い保修車。

(エアコンを利かせると、おじさんの汗・加齢臭・煙草臭も混じり、何とも言えない独特の雰囲気を醸し出す。)

しかしながら、電力会社を辞めた理由⑤でも多少紹介した通り、車両管理の所掌は問題大ありの総務様。

配電の現場から度々クレームを入れようとも、完全にぶっ壊れない限りは、車両が更新されることはまずない現場。

(さすがに全年齢対象の自動車保険は掛けてあるものの、ケチくさい電力会社では車両保険の設定もない。)

片や、営業様や総務様は、快適なセダン車や電気自動車を乗り回し。

(軽バンもあるが、会社の看板がない白い車。通称:闇営業車。スーツを着ていれば、外出先でも身分がバレにくい。)

何故、電力会社において最も現場に出るはずの配電部門に、安物車両しか与えられないのか。

現場の高卒には、こんなクソみたいなサービスカーで十分だと、心から思っているのか。

何かにつけて、発電・小売偏重の電力会社。

解せぬ。

未来永劫、許さぬ。

醜き、逆恨み送配電部門。

就活生は、迷わず変電・給電にしておけよ。

僕のような、モンスターハンターとなる前に。

 

以上、電力会社を辞めた理由(63)についてご紹介しました。

電力会社を辞めた理由(64)にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。