電柱の装柱【大阪編④】

どうも、しそです。

今回は、電柱の装柱【大阪編④】についてご紹介します。

(電柱の装柱【大阪編③】の続編です。)




無用の長物と化す、GW金物。

配電線の代表的な耐雷設備である、架空地線(グランドワイヤー)が架線されておらず、見るからにトマソン

前後の電柱にGW金物はなく、その設置目的は不明。

(そもそも、比較的気候の安定した関西電力管内に、強雷地区なんて存在するのだろうか。)

装柱されている自動開閉器の底が異様に長く、一見するとVT・LA内蔵形に見える。

だが、その自動開閉器の真下には、既に機器電源用の単相変圧器(通称:VT)が2台。

(立下り高圧ケーブルの縁廻しに対応するため、あえて別腕金で直角に敷設。)

また、高圧線にも避雷器(通称:LA、アレスタ)が設置されており、その可能性も薄い。

(電柱の装柱【京都編④】を参照のこと。2.5kA仕様でも十分な能力だが、5kA仕様が理想。)

電柱の装柱【大阪編③】でも多少紹介した通り、経年劣化によって開閉器の指針が中央寄りの入となっている。

これでも投入状態であることは分かるが、こんな時ばかり完璧主義の電力会社。

White or Black.

常に1か0が信条。

(電力会社を辞めた理由①を参照のこと。黒は白であると若手を洗脳する、電力会社。)

感電やヒューマンエラー停電を防止するため、糸での注油や本体の吊替を試みるケース多数。

(通信線により、遠方の事業所でもON・OFFを判断できる自動開閉器。現地の状態確認だけでは不十分で、結局のところ最後に自分の身を護るのは、検電。)

機器電源用の変圧器に用いる、高圧引下線のくせ取りが雑。

(機能的には全く問題がないが、とにかく細かい配電系電力社員からは、格好の的。)

若手の直営が施工しようものなら、付近を通る度に見っともないと、生涯に渡りいじられ続ける。

(性根が腐り切っており、今生でのリカバリーは不可能。)

「心を込めて作った設備は、事故になりにくいんや!」

コスパ厨の私、そうは思わず。

電力直営の作業なんて、帯に短し襷に長し。

そのくせ立場が下の外線施工者には、ここぞとばかりに強気に出る、イキリ野郎。

…あまり強い言葉を遣うなよ 弱く見えるぞ



工事現場の、仮設引込。

高圧受電のため、無謀にも5車線の道路を横断。

(交通量が多く、日中の架線はまず無理。)

PAS電源側の高圧引下線が、異様に長い。

(強風に煽られ、疲労の蓄積から断線するリスクを考えると、もっと切り詰めても良いのでは。)

遠目には、大垣電機佐助くんシリーズに見える。

戸上電機製作所エナジーサポートと並び、非常によく見るPASメーカーの一つ。

その昔は三菱電機等の大手総合電機も参入していたが、相次ぐ不具合によって徐々に失う信頼。

その結果、ジェネリック医薬品しかり、上記の無名メーカーが台頭。

(東芝日立製作所等の技術を丸パクリ。電力会社の配電線路に格安で卸し、その技術を民需にも転用。大手は淘汰され、次第に普及。)

引出柱を拡大。

送りの開閉器を装柱するため、道路側に片出ししてある抱腕金。

これだけでも相当頑張っているが、高圧引込線を架線するため、その上部に無理やり組み付けた単腕金。

当然、その張力を引き止める地支線や本柱間支線はない。

(対岸は無電柱化のため引き出せる電柱がなく、苦肉の策であろう。)

仮設とは言えど、少々やんちゃしすぎなかんでん坊や

工事完了時期まで、あと4年。

元電力社員は、その間の無事故を祈るばかり。

ご安全に!

 

以上、電柱の装柱【大阪編④】についてご紹介しました。

電柱の装柱【大阪編⑤】にて、引き続きまとめていきたいと思います。

それでは、また。